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2021年3月14日

椋木・ムクノキが枯れました

ムクノキと足場

ムクノキと足場

客殿裏のムクノキが枯れました。 樹齢は百年以上です。樹の周囲の土が踏み固められてしまったせいか、私の子供時代、60年前!と太さは変わらない感じでした。直径 50㎝近くでした。

安全のために伐採します。お墓を壊さないように足場を作り伐採しました。4人の職人さんにより1日かからずに終わりました。

以前、記事にしたことがある樹で、エノキであると紹介しました。しかし、今日、植木職人さんに聞きましたらムクノキであるとのことです。葉がエノキにとても似ている樹です。

子供のころ、この樹の下で玉虫を拾ったことがあり、記事にしたことがあります。以下の緑の字の部分です。

平成30年2018年2月22日 玉虫厨子 https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/1016

小学生のころに、福性寺の本堂の裏の石井家・菊地家・鈴木家の墓地の近くのエノ木の下で、たった一度だけ、一匹そのままの玉虫を拾ったことがあります。興奮しましたね。今でも鮮明に思い出すことができます。それまでも、アリが食べた後やアリに運ばれる玉虫のカケラは何度か見たことがありまた。玉虫は本当に美しいです。母の箪笥の中に、和紙に包まれた玉虫が入っていたことを思い出しました。玉虫を拾ったエノ木は今も元気です。

元気であったエノキことムクノキは枯れました。思いで深い樹でした。


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