真言宗豊山派白王山中台院福性寺真言宗豊山派白王山中台院福性寺
  • おばあさん、おじいさんとも歩きたい(陳情中)
  • 仏教徒海外奨学基金

最近の投稿

カテゴリ

過去の投稿

2018年11月16日

四華(しか)

仏式の葬儀の祭壇に必須なものの一つに四華(しか:四華花)があります(写真)。白や銀色の四華が多いです。中には、金色のものもあります。四華とは、沙羅双樹を表しています。釈尊(お釈迦様・ブッダ)が、80歳の時に涅槃に入られる時、シャラの2本の樹(沙羅双樹:さらそうじゅ)の間に横たわりました。

涅槃を迎えられると、沙羅双樹の花など、釈尊を取り巻くものが白くなり、また枯れてしまいました。このため、私たちが死に臨んで、釈尊と同様な心境を得たいと心から願って、祭壇におくものです。つまり、仏式の葬儀では必須!です。祭壇自体は全く不要です(本当です)が、四華は必要です。

四華(2017年11月26日掲載)

四華(2017年11月26日記事にも掲載)

葬儀社の若い社員の方が、四華を知らないことが少なからずあります。また、「四華はありません」と言われることも、時々あります(住職は、NHKの番組「チコちゃんに叱られる!」http://www4.nhk.or.jp/chikochan/の「チコちゃん」と同じように、おこりそうになりますね=おこりませんけど)(笑)

お通夜に四華がない時には、翌日の葬儀には、お供えするように必ずお話しています。もちろん、お通夜に四華を含めた祭壇の説明をしています。それでも四華がない時があります。困惑します。

最近は、うるさい住職(もちろん私!)がいるためか、町屋葬儀場や堀船では、四華のお供えされていないことは減りました。


キーワード検索
カテゴリ
過去の投稿

ぜひ、福性寺のホームページをお気に入りに追加下さい。
最新情報を更新しておりますので、ご覧下さい。