葬儀では、可能な限りお骨上げまで火葬場に留まるようにしています。その後、初七日法要(もどり初七日)を執式して帰寺します。遠方にお住いでも、福性寺の近くの町屋火葬場で葬儀を行う有難いお檀家もおいでになり、町屋火葬場での葬儀が圧倒的に多いです。
町屋など都内の火葬場では、お骨がバラバラになって火葬炉から出てきます。しかし、最近造られた埼玉県や千葉県の火葬場では、お骨は人の形の配置で出てきます。故人の貴きお骨であると同時に、50年以上前に医学生であった時に勉強した「骨学」を思い出します。
お骨上げ後の初七日法要で、何回かご遺族に申し上げてきました。「お嫁様、お子様が美味しいもの=身体によいものばかりを故人に差し上げていたようで、骨粗しょう症は全くありませんでしたね!ご遺族の皆様、ご立派でございます」と。
また、年回忌法要のおりなどにも、お檀家の皆様には、骨粗しょう症やフレイル・サルコペニアの予防のために、朝食から魚、ハムなどの肉のタンパク質を摂るようにとお話することがあります。また今年は同じ趣旨の施餓鬼会用パンフレットを配布しました。
令和3年2021年4月27日健康長寿講演 「コロナ下での高齢者の生活 ―コロナ時代を生き抜くために―」井藤英喜先生 https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/8798
こんなお話をした先週日曜日の年回法要の後、率直になんでもお話になるとても快活な奥様が言うのです。「住職さんにお骨になってほめられてもねー!」間髪を入れず爆笑でした。
全く予想をしないお返事、カウンターパンチに恐れいりました。とりあえず、釈尊(お釈迦様・ブッダ)以上の長生き(80歳以上)をお願いして、なんとか法要を終了しました。
平成元年2019年1月22日2回の追善供養法要 フレイル・サルコペニア?https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/2529