境内地にある石仏様でご紹介をしていなかった仏様に気づきました。
写真の仏様は25年ほど前、お墓の引っ越しのおりに、私が頂きました。あまりにももったいないです。
遠方へのお家の引っ越しにあたって、お墓も引っ越しをしました。
福性寺にある墓所の既存の石塔すべてを廃棄すると言うのです。
この石塔は文久時代(1861年~4)がお命日の女性の仏様の石塔でした。
引っ越し当時のお檀家のご当主様にとって、曾祖母さまか高祖母様のお墓であろうと思います。子孫の皆様はとても成功しています。
ご家庭の江戸時代末の繁栄の歴史を知ることができるので、この石塔だけでもお持ちになるようにお話をしました。
当時のこのお檀家の墓所の中で、最も立派な石塔でした。
また、福性寺にある石仏様では2番目の大きさです。舟形石塔の高さは140㎝近くです。青手の小松石製でとても立派です。
江戸時代でもとても高価であったと思います。
160年ほどの風雪・風雨によっても、全く風化はありません。
お墓をお檀家の費用により更地化したあと、10年近く石材店に預けてありました。安置する場所がありませんでした。
東日本大震災の時に、本堂の屋根の高さの十三重の塔が移動してしまいました。背の高い塔は倒壊することがわかり危険です。
塔の代わりにこの仏様を安置して現在に至ります。
ご先祖様とルーツ。
令和6年2024年4月11日ルーツ探し ルーツを断つhttps://fukushoji-horifune.net/blog/archives/22286
石材、小松石について。
令和5年2023年1月28日六地蔵塔や庚申塔の石材https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/16274
福性寺の最も大きな石仏様 聖観音菩薩様。
令和2年2020年6月27日梶原堀之内村 水野藤右衛門と水野信定 寺には郷土の歴史があります https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/6209