「六地蔵塔や庚申塔の石材の由来」に関するご質問をありがとうございます。
石の種類に詳しくありません。小杉石材工業社長の小杉元治氏(048-224-1483) <kosugisekizai1483@gmail.com>にご来寺頂き、全ての石塔を見てもらいました。
このところ、ご紹介している六地蔵塔や庚申塔は、全て「本小松石」でできているそうです。古くなるとなかなか見分けが難しいらしい。300年以上前の建立ですから。
現在の神奈川県真鶴町、真鶴駅の近くの「小松山」で産出するらしいです。現在では、ごく少数の石材店が石を切り出しているとのこと。
「本小松石」は、大きく大トロ(超特級品、マグロでも?)、青手材(青目材、高価)、赤手材(赤目材)に分類されるそうです。いずれも高価です。
板碑型庚申塔は青目材、その他の庚申塔と六地蔵塔は赤目材だそうです。境内を見渡すと、新たに「本小松石」で作られたお墓が散見されます。
もちろん、福性寺は東京湾に流れ込む川の沖積平野の上にありますから、近隣では石は全く産出されません。わざわざ真鶴から運んできたようです。船によって運ばれたらしいです。積出港がありました。
熱海や伊豆半島にでかけるとき、海近くの有料道路が通行止めのことがありました。そんなおり、山側の国道をドライブすると、確かに小松石を売る石材店が何軒かありました。
すでに目的地の温泉を考えながらのドライブでは、「小松石=お墓」に思いが至らないですかね?
令和5年2023年
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