「認知症がひどくならないうちに行ってください」とご家族からお聞きしていました。
令和6年2025年6月3日「いいお寺になりましたね」老人ホームにてhttps://fukushoji-horifune.net/blog/archives/29469
一昨日午前11時ごろ、檀家様の入所している老人ホームに出かけてきました。初めて行きます。
暑い日が続いています。しかし、車の中は涼しいです。車のナビゲーションシステム(ナビ)は本当に便利です。現代の坊さんの三種の神器は「自動車、携帯電話、ナビ」です=お大師様!ごめんなさい!横道にそれました。
施設は足立区にあります。ナビのお陰で横道にそれずに30分かからずに到着。
広い駐車場がありました。駐車しやすい配置です。10台とめることができます。駐車場がひろい老人ホームは少ないです。ここには、いつでも家族が来訪して駐車できそうです。いいですね。立派な建物に驚きました。さすが公的な資金が入っている施設は違います。
お部屋は3階です。廊下などゆったりしています。
職員さんにお部屋まで案内してもらいまいた。檀家様(女性)はベッドでくつろいでいました。昭和10年代生まれ、80歳代半ばです。
最近は来寺いただくことができませんが、過去のお寺での会話と同じように、サービス精神旺盛です。「若いですね。変わらないですね」イエイエ、足・腰はひどいです。最近、続けて転びました。
ちっとも偉くない住職に「まさか住職さんが・・・住職さんに来てもらって申し訳ない」と繰り返します。せいぜい、ご本尊様とお大師様のパシリ・・・なのに。
お土産のお菓子(都電もなか)のほかに、お墓、山門、本堂、ハスの花などのA4写真をお土産にしました。ハスの花の美しさに感嘆していました。「お寺が立派になりましたね」ありがとうございます。
戦中の話になりました。母の実家に疎開した。疎開中や戦後に「畑仕事をしたし」「田植えもしたし」「農家のできることは、なんでもできる」
その後は「レコードが好きでレコード店をやった」「何軒か家を作った」とも。お子様方の生活の安定に貢献したことは、プライドとなっているようです。
1時間が経ちました。そろそろ昼食です。職員に帰宅する旨を伝えました。エレベーター前まで、職員と見送ってくれました。突然「どこかの教授です」エー!「病院長をやっているんです」と私を職員に紹介しました。
私を「病院長」に昇格させてくれました。どこかの医学部の「臨床教授」とか「客員教授」はしたことあります。
若返った表情でニコニコ笑っています。あいかわらず冗談がお好きなようです。本当に認知症?ご家族のいう「認知症がひどくならないうちに・・・」は檀家様がでしょうか?それとも・・・住職がでしょうか。
街道筋で昼食を摂りました。ファミリーレストラン、カレーライス、エスニックやイタリアンではない気分でした。
「辛味大根おろしソバ」の昼食をいただき帰宅しました。素朴な味でした。
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