昨日はお通夜、今日はお葬儀に出かけます。葬儀の後、火葬場に同行しお骨上げ後、会場に帰ってから初七日法要を執式します。
さて、寺内にあるホオノキの近くを歩くたび、その葉の大きさに改めて驚かされます。長さ30cmをゆうに超える大きな葉が、悠々と茂っています。40cmを超えるものもありそうです。
本堂の左の参道です。江戸時代からの檀家様の墓所が並んでいます。
このホオノキは、法師温泉からやってきました。先代の父の時代は長く鉢植えでしたが、父が地面におろしました。今では塀の高さの2倍、5mの大木に成長しました(写真1)。
ホオノキの葉は、国内の樹木の中では最大と言われています(写真2)。飛騨高山を訪れた際、名物の「朴葉味噌(ほうばみそ)」を味わったことがあります。特別に耐火性があるのでしょうか。
福性寺内のホオノキは、サクラやアンズに囲まれているため、普段はあまり目立たない存在です。実際、檀家様や通行人の方からこの木についてコメントをいただいたことはありませんでした。
ただし、一度だけこんな出来事がありました。
塀の外の区道に落ちた枯れ葉を拾い、そのまま塀越しに境内に投げていたときのことです。塀の内側は枯葉がたまり腐葉土になる場所です。むやみやたらに投げているわけではないです。葉が大きいのでチリトリに入りません。手で拾うのが一番簡単なのです。
すると、買い物帰りと思われる女性から「そんなことしていいんですか!?」とお叱りを受けてしまいました。「いや、私がここの住職で、怪しい者では・・・」(笑)。それ以来、落ち葉を拾う時は通行の皆様に先に「ここの住職です」と「宣言」しています。自己宣伝(笑)となっています。
初夏の6月頃になると、枝先に白い大きな花が数個咲きます。甘くよい香りを漂わせます。その後には実を結びます。
ところで、ホオノキは強いアレロパシー(他感作用:周囲の植物の発芽や成長を抑制する作用)を示すと言われています。そのため、ホオノキの樹冠下(枝葉が茂る真下)では他の植物が育ちにくいらしい。
それが本当かどうか確かめたくなり、周囲にたくさんの植物を植えてみました。サクラ(隣接:枝が交じり)、アンズ(近くで実生しました)、ツツジ(樹冠下)、レモン(近く:実がついています)、ライム(樹冠下:実がつきません)、タラノキ、トゲの有・無2種 (樹冠下:とても元気)、そして名前も知らない雑草もあります。結果はどうでしょう?以上の植物はどれも花を咲かせ、むしろ枝が伸びすぎて困るほど元気に育っています(笑)。植木職人さんには「密集させすぎでダメ」と呆れられる始末です。
しかし一方で、このホオノキから落ちた実:種を植えても、これまでに一度も芽が出たことがありません。樹冠下に植えているせいでしょうか。
また、境内にホオノキは1本しかありませんので、できた種は自家受粉によるものと考えられます。自家受粉では結実しにくく、たとえ発芽しても健全に育ちにくいと言われています。これも本当かどうか自分の目で確かめてみたい。実がなったら毎回、種を蒔いています。
たった1本の木があるだけで、これほどまでに観察や実験を楽しむことができます。
最近の住宅でも、玄関脇に「シンボルツリー」として木を植えるご家庭が増えました。カタカナ名前の外来種や見慣れない木も多いようです。私からの提案です。アンズなどはいかがでしょうか。それほど大きくなりません。春には美しい花が咲き、初夏には実も楽しめます。花を楽しむだけでしたカネコゲンカイツツジです。美しいですよ。
ここから、まさに「ポジショントーク」(笑)ですが、福性寺内にはアンズは40本近くカネコゲンカイツツジは10株あります。春に花の様子を観て=実物を観てから「シンボルツリー」にしてください。
関連記事
令和8年2026年2月14日木に声をかけてくださいよhttps://fukushoji-horifune.net/blog/archives/33009
令和6年2024年4月18日「見事ですね!」でも施餓鬼会の参加人数は・・・https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/22462
令和5年2023年8月3日ボーッとして見ていました 木が枯れますhttps://fukushoji-horifune.net/blog/archives/19214
令和3年2021年8月25日地球の温暖化でしょうか?石の近くの木が枯れますhttps://fukushoji-horifune.net/blog/archives/9778
令和3年2021年3月14日椋木・ムクノキが枯れました https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/8416




