最近、葬儀社の社員は僧侶を「先生」と呼びますね。これは、ちょっと違和感があります。
「住職」(寺院の責任者)という名称は静的で、ちょっと古臭くないですか?また、「寺に住むことだけが仕事」に聞こえます。何か別の名前はありませんか?と何人かにお尋ねしたことがあります。住持とか住持職ではない名称です。
福性寺の施餓鬼会(せがきえ4月23日)の説解師(=進行・説明担当者)である榎本博司僧正は、「道場長」と私を紹介してくれたことがありました。榎本僧正は日本の最高学府でも学んだ方で博学です。でも、落語もできるんですよ!(横道にそれました)
「道場長!」住職よりも動的で、新鮮な感じでしょうか?本堂(道場)の責任者の意味ですね。
それにしましても、住職、住持、住持職、山主、院主、方丈、道場長など「偉そうな(笑)」呼び方は多々あります。単なるご本尊様の代弁者・代理人に過ぎないんですけれど。「主」の入っている山主や院主はちょっと問題(ご本尊様に失礼)かなと。やはり「住職!」とか「住職さん」ですね。
なお、住職の住まい=庫裡(くり)は、「宗教法人福性寺」の所有物で(営利)会社の社宅と同じです。住職の所有物ではありません。もちろん、墓地・境内内の建物すべてが、「宗教法人」の所有物です。
「道場」については、以下もご覧下さい。
令和元年・2019年8月2日道場(1)東京オリンピックのヘーシンク選手と神永選手 礼に始まり礼に終わる
https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/4009
令和元年・2019年8月3日道場(2)お寺が道場 ヘーシンク選手・神永選手 礼に始まり礼に終わる
https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/4029