ミゾレ混じりの雨の降る寒いお彼岸のお中日です。それでも、読経会には沢山のお檀家・ご信徒・近隣の皆様が、おいでになりました。有難かったです。本堂はホットカーペットとエアコンの暖房で20度になりました。
住職、副住職、院代の3人による四智梵語(仏の智慧をたたえる梵語の讃歌)、表白(参加者の願いごとをご本尊様に住職が表明)、以下参加者全員で般若心経(院代による太鼓の演奏付き、2回)、光明真言(7回)をちゃんと!読み、西洋音楽「おちかい」を斉唱して終わりました。
ところで、日本人は経典を「読む」と言いますね。音読・朗読です。米国人はchantと言います。実は、「福性寺の歴史」の第3版(現在、第5版)から、福性寺の英文紹介と英文の写真説明を加えました。この時(第3版)、釈尊(おしゃか様・ブッダ)や福性寺に関する全ての英文を自ら作りました。さらに、いくつかの書物を勉強して改善を加えました。その中で、「般若心経を読む」を read Hannya Shingyo, the Heart Sutra ではなくて、 chant Hannya… であることを知りました。chantは聖歌を歌う・詠唱するの意味ですね。readではないとは!、恥ずかしかったですね。辞典には、chantとは歌う、特に礼拝で聖歌を歌うとありました。聖歌を歌う!讃美歌を歌う!これは知っていました。しかし、仏教経典もchantとは?!でした。還暦を過ぎて初めて知りました。詠唱!祈りや呪文などに節をつけて唱えること、らしいです。お経は清明な声で読みたいですね。
先代の住職は、梵語(サンスクリット・古代のインドの言葉)学者であったので、外国語の論文・文献を読むために、英語、フランス語、ドイツ語が得意でした。東京オリンピックを持ち出すまでもなく、誰もが外国語を必要とする時代ですね。痛感しています。
次回の施餓鬼会(4月23日 月曜日10時から)や、秋の彼岸会には、ちゃんと(乱れがなく整っている)お経をチャント・chantするために、おいで下さい。
明日の朝も、ちゃんと、チャントしなくては!です。