「仏教徒海外奨学基金」の収入は以下の寺院と有志からです。與楽寺(北区田端)東覚寺(北区田端)寿徳寺(北区滝野川)釈迦院(千葉市若松区若松)金乗院(野田市清水)守樸庵講座(金乗院内)西福寺(北区豊島)西福寺写経会(西福寺内)清光寺(北区豊島) 東福寺(豊島区南大塚)福性寺(北区堀船)福性寺読経会(福性寺内)、このほか、あらたに寺院有志として光明院(府中市)、寺院有志2人、寺院以外の有志2人からです。
令和4年2022年12月4日に、スリランカ・ミヒンタレー市のサンガラタナ師が来寺しました。お兄様のお子様が千葉県においでになります。今回は奨学金などをお渡しするだけで、夕食会はありません。
以前、以下のように書きました。
令和4年2022年9月2日「仏教徒海外奨学基金ニュース」 サンガラタナ師は来日しません https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/13722
Google Mapで「Sri Lanka Mihintale Bonji Buddhist Temple」を検索して、Street Viewで見て下さい。Kandy RoadとMahinda Rajapaksha Mawathaの三叉路の上(北)にBonji Buddhist Templeがあります。さらに北に「国際梵字仏センター」の日本語と「日章旗」の看板が見えます。サンガラタナ師が活躍しています。
しかし急に来日が決まりました。住職、副住職とその長男、院代さん、家内が出迎えました。
サンガラタナ師は、現在67歳です。1993~96年に駒沢大学に3年間、留学しています。それでも日本語よりも英語が得意です。日本の大僧正に相当する方です。
「仏教徒海外奨学基金」から以下を支出しました。国際梵字仏センターの日曜学校(120人在籍)の生徒と保育園児(30人在籍)に40万円。奨学生の選考はサンガラタナ師に任せました。サンガラタナ師の渡航費用23万円。合計63万円です。基金の収入先は冒頭に記しました。
また、新型コロナウイルスの状況から、夕食会を開きませんでしたので、当日と日本滞在中の夕食代として2万円。
驚いたことに、最近、裸足で日曜学校に通ってくる生徒が増えてきたというのです。驚くと同時に悲しいです。靴代2万円を追加しました。20足の靴代です。最近のスリランカ経済の悪化で、日曜学校に裸足でくる子供が増えているそうです。靴は〇〇製ではなくて、インド製のものを指定しました。以上は、「宗教法人福性寺」からの支出です。
ドルに対して、スリランカ・ルピーの価値は三分の一になっているそうです。サンガラタナ師によると、7・8年前は1米ドル130スリランカ・ルピーでしたが、現在は、なんと1ドル370ルピーだそうです。
前大統領・前首相一族の腐敗は、いろいろなニュースで、すでに何度も聞いていました。サンガラタナ師から同様なお話を聞きました。この話の最後に、でも一族は仏教徒なんですけど・・・とのことでした。サンガラタナ師の顔が曇りました。私もです。日本人の中に深く根付いている「利他」の精神や「正命(あえて言えば正しい職業)」は、素晴らしいと思いました。
ところで、最近「仏教徒海外奨学基金」に関する仕事が十分にできなくなってきました。私には、ネットリテラシーが不十分なことがあり、だいぶ以前から副住職やその長男(孫)にPCを使っての手紙を作る事務や発送など手伝ってもらうようになりました。今回のサンガラタナ師の来日でも、副住職が英語で会話し、長男が写真を撮影したり、事務をしていました。ボランティアですね。そろそろ「理事の代表=全ての事務担当」の交代を皆様にお願いしようと考えています。
可能な範囲で基金に献金して下さい。500円の献金がとても役に立ちます。冒頭の各寺院のお賽銭箱に献金できます。
長くなりましたので、次回などに今回のサンガラタナ師の来寺についてもう少し記事を書きます。
平成28年2016年10月31日スリランカ サンガラタナ師(B. Sangaratana Thero)にご読経頂きました 奨学金 https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/255