今年はお棚経を行いました。ひどく暑くならず、快適とまではいえませんが、よい日でした。
このところ棚経を廃止して、お盆の合同法要にかえるお寺が多くなってきました。
新型コロナウイルスの蔓延のために、3年間もお棚経はありませんでした。訪問時刻の予定が立たなかったり、お待ち頂いているお檀家を素通りしてお電話を頂いたり(〇江家など)、アクシデントだらけでした。「うちはもう来ました(笑)」もありました。2回目!全て住職の責任です。
「まだ来ないんですけれど」との電話も複数頂きました。大変申し訳ありませんでした。夜の9時近くに私が出かけてきました。「何日も前から坊さんが来るのを母は楽しみにして待っていたんですよ」とお嬢様(〇木家)。ごめんなさい。でも、光栄でございます。
住職など5人でまわります。住職、副住職と院代に加えて、福性寺から大学に通った2人です。
江戸時代からの習慣です。お檀家は、住職以外の僧侶に質問やお話をできる機会となっているようです。話し込んで、なかなかお寺に帰って来ない坊さんもいます。
お檀家は親切(和顔施など七施)ですから、親切を頂いて若い坊さんは喜んで帰ってきます。「坊さんになってよかった」でしょうか。
お棚経が、お寺の役割である「お檀家の安心」につながるようにと願っています。
福性寺の維持のために、お布施=喜捨、財施をありがとうございました。お寺のためだけに使うことをご本尊様とお檀家の皆様に誓約いたします。
お棚経の前後に、当日お留守であるお宅から、事前に・事後に、お布施が届きます。担当の僧侶に送り、担当者から領収書を頂き、お留守であったお檀家に送る仕事が残っています。会計担当(相変わらず家内です)の仕事です。
お棚経について、明日、もう少し書きます。
令和3年 2021年7月16日盂蘭盆会「ご供養・ご祈願書」の奉告法要 https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/9517
令和2年2020年7月15日お棚経を合同?お棚経に出かけないのにお布施!急きょ奉告法要 https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/6384
令和2年2020年8月5日お棚経の奉告法要・報告書「宗教的な領収書」 https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/6597