毎回、ノーベル賞の候補でした。令和6年2024年6月5日に亡くなりました。
研究をする医師であれば、どこかの学会で遠藤博士のスタチンの講演を聞いたことがあると思います。多くの学会・学術集会でゲスト講演をしていました。
定時性高校に入学しました。その後、東北大農学部ですから、ノーベル賞を受賞すれば・・・学術に関する業績ばかりでなく、大反響が「いろいろな形」であったと思います。
私などが言及できる博士ではないのですが、ほんの少しだけ書かせて下さい。
東北大農学部で学んだあと、カビと細菌の研究一筋です。
どこかで「人がやらないことに取り組んだほうが業績を残すにはいいだろう」と話していました。
紆余曲折はありますが、世界中の高コレステロール血症患者が飲んでいる薬スタチン・メバロチンを発見・発明しています。50年近く前に、脂質異常症が重大な疾患であると考えていただけでも素晴らしいと思います。
世界中のヒトの動脈硬化、脳梗塞出血・心筋梗塞を予防しています。現在、もっとも多くの人類が服用して寿命を延ばしている薬です。高コレステロール血症とは関係なく、寿命を延ばすことができる「長寿薬」であるという人もいます。
アルバート・ラスカー賞など多くの賞を受賞しています。正精進(八正道)を見るようです。
マスメディアの皆様には、人となりを含めてもう少し深掘りした記事を書いてほしかったです。
ノーベル賞について記事を書いたことがあります。
令和2年2021年4月29日 カリコー・カタリン博士 (Kariko Katalin, PhD)新型コロナウイルスワクチン 今年のノーベル賞? https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/8870
平成30年2018年10月4日知識欲・知識を得たいと言う欲望 ノーベル賞 https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/1846