新型コロナウイルスワクチンのテクノロジーの基礎を創ったのは、カリコー(姓)・カタリン(名)博士です。マジャール人(Magyar、ハンガリー人)ですから、日本人と同様に、お名前は、姓+名の順ですね。1955年生まれ、ハンガリー国籍と米国国籍。
ハンガリーが共産主義の時代であった1985年に米国に移動し、研究をしています。
しかし、最初の「遺伝子治療に関する研究」は、助成金を得ることができなかったようです。その後、ペンシルベニア大学ドリュー・ワイスマン教授と共同研究をしています。この時代を含めて、博士の現在までのとてつもない努力に対して、たくさんの賞賛の言葉が記述され発表されています。
その結果、2008年と2010年には、今回のワクチンの基礎(の基礎)となる原著論文がインパクトファクター(学術雑誌に掲載された論文がどれくらい他の論文に引用されているかを示す指標)が10程度の雑誌に発表されています。雑誌NatureやScienceではないです。
さらにmRNAの研究を進めるために、BioNTech RNAファーマシューティカルズの副社長に。がんのワクチン療法に関する研究です。2019年に上級副社長に就任しました。カリコー博士とワイスマン教授の二人のテクノロジーは、ファイザー・BioNTech社のCOVID 19ワクチンを短期間のうちに作り出しています。偉大な人類への貢献と考えています。
現在、これだけ!たくさんのヒト(地球上のすべてのヒト?)が恩恵を受けています。今年!お二人がノーベル生理学医学賞を受賞すると素晴らしいですね。「今すぐに=今年」は無理でしょうか?
ノーベル賞について記事を書いたことがあります。
平成30年2018年10月4日知識欲・知識を得たいと言う欲望 ノーベル賞 https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/1846