昨日16日(木曜日)午前11時から25分間、堀船小学校の2年生6人の来寺がありました。アポがありましたので大歓迎しました。
「お店・施設見学・インタビュー」という行事らしい。私は楽しいです。

小学生6人と付き添いのお母様2人がご来寺になりました 到着直後です 女性のお二人はお母様です 丁寧にごあいさつをいただきました このあとワイワイガヤガヤ×2となりました 本堂にあがって楽しそうです この後 帽子をとっていただきました 記念写真までは脱帽のままです
本堂に入ったとたん、小学生からは異口同音に「スゴーイ」「カッコイイ」・・・でした。
最初は私の自己紹介です。「偉そうに見えますが、ご本尊様の”使いっぱしり”です」「皆さん!パシリという言葉を知っていますか?」小学生の皆さんは元気よく「知ってまーす」(笑)いいですね。
お行儀よく私のお話をお聴きいただきました。そのあとは・・・住職が我慢できる程度のワイワイガヤガヤでした。
先生からいただいた予定質問に対するお答えは、福性寺(ふくしょうじ)住職によるものです。平仮名が多いですが小学年生のためです。説明ばかりでなく、以下の文章の印刷体を皆様に差し上げました。
質問1 朝はどんなことをしていますか。(茶色文字は事前に頂いた質問)
(笑)朝起きると身支度(みじたく)朝食(あさごはん)とお茶を淹(い)れます。お茶は10杯作ります。本堂(5杯)やお仏壇用(3杯)などです。お茶碗の中のお茶の適量、半分ぐらい、を説明しました。あと、毎日本堂(ほんどう)でお経(きょう)を読み、掃除(そうじ)をします。
質問2 1年に何回掃除(そうじ)をしますか。
大きな建物(たてもの)ですから、毎日、どこかを掃除しています。墓地(ぼち)には、毎日お掃除の担当者がきます。週に30時間掃除をしています。
質問3 お寺にどんなものが置いてありますか。
ご本尊様(ほんぞんさま)=中央の仏像(ぶつぞう)1625年年に作られました。
質問4 お寺はいつごろできましたか。
正確な記録はありません。不明です。しかし、1339年のお墓があり→この頃から墓地かお寺でした。 1625年のご本尊様→この頃から必ずありました。1635年には高野山(お寺の本店)にお金を納めた記録→お寺の名前あります。1655年からの過去帳(亡くなって埋まっている人の記録)があります。
質問5 1日の仕事はどんなことをしていますか。
曜日により仕事のパターンが異(こと)なります。毎日 朝のお経。本堂の清掃(せいそう)。檀家様(だんかさま、お寺に墓地を持っている人)への対応=面接。墓地の見回り。PC仕事もあります。
土曜日と日曜日 お檀家のための法要(お経を読み、お経の説明)をしています。
質問6 お経はどうやって読んでいますか。
お経には、平仮名(ひらがな=あいうえお・・・)のルビ(本文の横にフリガナ)が書いてあることが多いので、ルビを読むことから始めます。何度も読んで漢字の意味を理解し名がら暗誦できるようにします。
ルビのないお経は、たくさんの坊さんが読んでいるところで、自分でフリガナをかきます。こちらも何度も読んで暗記します。
お経には、メロディー(=節・ふし)を付けて歌うように読む部分があります。メロディーをつけて読むことを声明(しょうみょう)といいます。お経用の音符(博士=はかせ)はありますが、直接、他の坊さんのお経のメロディーのマネや指導をうけて覚えて読みます。
こんな感じで答えました。
「お経をよんでほしい」(多数)などなど、活発な要請や質問がありました。その通りにしました。お経は法楽太鼓つきで2~3行だけ。
「仏教ってなに?」もありました。アー答えたえたいな!でも、公立学校の行事ですから、宗教の説明は不適切ですね。また、時間がありませんでした。
年回忌のご法事よりも・・・とは、もちろん言いませんが、楽しかったですね。
令和7年2025年6月26日花壇by堀船小学校2年生の作品を見てくださいhttps://fukushoji-horifune.net/blog/archives/29836
令和3年2021年7月29日郷土の歴史の勉強のため小学生が来寺 お寺には郷土の歴史があります「お寺の後継者は?」https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/9584
令和2年2020年4月1日「福性寺愛がすごいね?!」by小学生 https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/5746
最後に本堂の中で集合の記念写真。小学生はなかなかポーズが決まらずワイワイガヤガヤ×2でした。
福性寺の滞在時間は延長となりました。お時間がありましたらアポありで再訪してください。
福性寺のあとは、白山堀公園のお手洗い、次にプリントメディア・読売新聞北工場へ向かいました。途中まで案内しました。
皆様が立派に成人することをご本尊様に祈念しました。
日本昔話的にいえば、ご来寺の皆さまが無事にプリントメディアに向かいましたので「めでたし、めでたし」でしょうか。
しかし、ご本尊様からは「相変わらず説明が下手!」とか、「システマティックに話すことができない」など、ご本尊様とお大師様の代理役(住職)としては・・・とお考えでしょう。このように反省しました。
とりあえず、参加の小学生は楽しそうでした。どうか、お許しください。
今後もこの種の行事には参加させてください。