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2017年11月26日

仙台で通夜・告別式執行 「四華」とは

仙台の老人ホームに入所しておりましたお檀家が亡くなりました。今まで、3回お見舞いに出かけています。残念なことに、おあいできないこともありました。私が住職になりました頃(昭和54年、1979年)、住職としての全ての仏事に不慣れな私を、何かとバックアップして頂いた有難いお檀家です。

11月20日(月曜日、お通夜)と21日(火曜日、葬儀告別式)でした。仙台駅前の仙台メトロポリタンホテルをとりました。住職と院代が執行しました。東京の仏事と異なることが多く、戸惑いました。しかし、釈尊(お釈迦様・ブッダ)の教えにないことは、一切不要であるとお話しました。

それでも、四華が祭壇にないなど、葬儀担当者が勉強不足ではないかと思いました。残念なことに、最近は四華を知らない葬儀社の社員に出あいます。四華(しか)を、四華花(しかばな)と呼ぶ人もいます。アルミ箔や和紙でできていることが多いです。

四華の一例です

四華(アルミ箔製)四華花と呼ぶ人もいます

四華とは、沙羅双樹を表しています。釈尊(お釈迦様・ブッダ)は、80歳の時に涅槃に入られました。シャラの2本の木(沙羅双樹)の間に横たわりました。涅槃を迎えられると、沙羅双樹の花(クリーム色)など、釈尊を取り巻くものが白くなり、また枯れてしまいました。このため、私たちが死に臨んで、釈尊と同様な心境を得たいと心から願って、葬儀の祭壇におくものです。

仏式の葬儀では必須のもの!です。お葬式の時に、四華の有無を確認して下さい。祭壇は不要です(本当です)が、四華は必要です。

 


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