最初に、本日は福性寺の植栽の消毒をしています。とうぶん虫刺されなどなくなります。安心して墓参できます。墓参にお出かけください。盂蘭盆会前にも消毒をします。
ちょっと前の記事の中で、「身元がわからない場合には、もちろん、菩提寺に連絡はきません。しかし、親類の引き取り拒否があっても、お寺のお檀家の仏様であれば、お寺はお骨を引き取ると思います」と書きました。
令和6年2024年6月3日無縁!無縁仏?ありませんhttps://fukushoji-horifune.net/blog/archives/23266
基本的に、区役所、市役所や老人ホームは、身寄りの乏しいお檀家(お寺の有縁者)が亡くなっても、ご遺言のないかぎりは、宗教法人(=寺院など)には、連絡はきません。そのまま、公的な納骨堂に安置となります。そして、寺からの手紙が戻ってくるようになります。赤い字で「あて所に尋ねあたりません」のハンコが封筒に押されて。あて所?宛所ですね。あちらの世界の「宛所」ですね。福性寺となります。
しかし、私が住職になって(昭和54年1979年)から、男女各一柱のお骨が親戚やお身内の助けを借りることなく福性寺に来ました。故人のお友だちからの連絡です。
女性(太〇姓)の仏様は、公務員を務めあげ、お一人で突然に亡くなりました。声の大きな女性でハッキリものをいう方でした。ご友人が数人で寺にきて「お母さんと一緒にともらってほしい」とお聞きしました。もちろん問題はありません。私自身で毎年、赤羽駅近くのお宅で、お盆の訪問読経(お棚経)をしていました。
福性寺の弁護士が故人の管財人の弁護士と交渉し、お布施と将来の墓所の更地化料を頂きました。お友だちが納骨式に来ました。その後は、どなたの墓参もありませんでした。
男性(村〇姓)の仏様は会社員でした。いつも地味な服装でした。灰色のスーツでノーネクタイ姿で墓地の草むしりをしている姿を思い出します。やはり、お一人で亡くなりました。お骨をご友人が寺にお持ちになりました。どのようなご友人か記憶が不正確です。納骨に異存はありません。先祖代々のお墓に納まりました。この時は、お布施はありませんでした。三回忌と七回忌に高校の同級生があつまり、本堂での法要を依頼されました。法要の後はお酒付きの同級会と聞きました。金額はわずかですが、同級生から「割り勘」による貴いお布施を頂きました。その後の墓参はないようです。
生前「ご兄弟・ご姉妹に任せてある」「親戚に任せてある」というお檀家がいました。お骨は福性寺に来ることがないことが多いです。
お寺には無縁の仏様はないと書きました。歴史的な釈尊(シャカ)、ご本尊様、福性寺とその住職との縁はなくなりません。有縁(うえん)です。
一人住まいで身寄りの乏しいお檀家からご相談を頂いた時は「お仏壇の引き出しに、連絡先として福性寺を書いておいて下さい」と話しています。しかし、区や市の公務員の皆様や警察官の皆様がお仏壇の引き出しを開けてくれるのでしょうか?
令和5年2023年3月5日お別れ会 東京駅前で夕ご飯 https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/16909
令和5年2023年5月28日2回目 藤原睦憲先生3回忌 ご友人一同が施主と今朝の墓前祭 https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/18297