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2025年2月5日

ある日の坊さんの生活 「梶原の渡し」がシメでした

昨日、午前7時前に電話がありました。お母様が亡くなったとのこと。

朝の本堂 あらゆる出来事をご本尊様如来に報告します

の本堂 あらゆる出来事をご本尊様如来に報告します 如来様はいそがしいです

私が信頼している葬儀社に電話をして、葬儀を請け負ってもらいました(註)

前日の一昨日にご長女様から、「入院中で、亡くなりそうです」とお聞きしていました。

ご本尊様と墓所にその趣旨をお伝えしました。

葬家は寺から徒歩で数分です。故人は「近所のおばさん」です。私を子供の頃から知っています。

8時半ごろ葬家にでかけて、理趣経百字偈と光明真言を唱えました。お顔を拝ませて頂きました。年輪を重ねた立派さでした。葬儀社に住職として頼むべきこと(火葬の開始時刻など)をお願いしました。

ご家族の許可をえて、左上腕を診させていただきました。まだ温かく立派でした。元気で過ごすことができそうでした。しかし、死を実感しました。

「どなたが喪主になることが適切か」の相談のあと、答えをだして、帰寺しました。午後3時に「お通夜を執式する予定」を伝えました。

午後3時に、直綴(紫ころも)と袈裟(葬儀や通夜の執式の服装)をつけてでかけました。理趣経百字偈と光明真言などを唱えました。それぞれ意味を説明し、通夜の意義を説明しました。

数日おいてから、自宅から出棺します。十分にお別れをするように、火葬をする覚悟をして下さいとお願いしました。火葬後、福性寺で葬儀のお経を読みます。葬儀社にとっては直葬です。福性寺にとってはお骨葬です。

このあと、喪主様がご来寺になり、故人の人となりなどをお話になり、帰宅しました。葬儀では、故人の長い人生を風誦文(ふじゅもん)のなかで表現し、称賛するつもりです。

葬家から帰宅後、4時前に「梶原の渡し」の写真をお預かりしている「梶原の渡し」最後の船頭さんの子息(故人)の奥さんのインタビューに足立区宮城に出かけました。

皆さんに楽しんで頂くことができる、また明治維新以来の日本の紡績業の発展と庶民史を知ることができる歴史的資料として、意義のある出版物「梶原の渡し」を作りたい考えています。

感謝とともに夕ご飯をいただきました。

(註)私は葬儀社、仏具店や石材店から紹介料の類を頂くことはありません。

最近は、葬儀屋さん、仏具屋さんや石屋さんを兼ねているお寺や住職さんがいると聞きます。私にはそれだけの才能がありません。アドバイスだけです。しかし、なんでもご相談下さい。

令和7年2025年1月21日お葬式の文章(風誦文)に・・・を加えて https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/26710

令和7年2025年1月9日お子様、お孫様、ひ孫様から自慢のおじい 様 https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/26361

平成30年2018年8月28日50年以上の独身 諷誦文(仏教的な追悼文)とは?https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/1709

梶原の渡船場 | 東京都北区観光ホームページ 

 


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