火葬炉前でお棺を開いて「最後の最後のお別れ」がありました。「あやまりなさい!」「早くあやまりなさい!」お母さんが大声で息子さんに3~4回叫んでいます。迫力十分です。

建立は元禄14年1701年 赤穂浪士の討ち入りの前年です 300年以上思いを巡らしています 舟形の光背には「ア」字(梵字)が書かれています
息子さんにとっては、お祖母様の葬儀です。しかし、息子さんは、最後に「ごめんなさい」小さな声でした。
お棺の中のお祖母様に、生前「してはいけないこと」をしたのでしょうか。
近くに立つ火葬場の職員や他の葬儀の会葬者がこちらを注目しています。火葬炉前で住職の心は「オロオロ」でした。もともと小さな目が点になりそうでした(笑)
表面的には、泰然自若・威風堂々(背が高いだけ?)に見えたと思いますけれど。
しかし、火葬後の初七日法要では、息子さんはとても長い時間をかけて、お焼香とお祈りをしていました。息子さんお一人のお焼香で、理趣経百字偈が終わりました。息子さんは火葬中にお祖母様について、いろいろ思いを巡らせていたのでしょうか。
お焼香では、生前の事柄について、心から謝罪をしていたのであろうと思いました。それにしましても、お母さん!エライ!と思いました。
令和5年2023年4月9日「親と手をつなぐと子供のころの思い出がぼこぼこ出てくる」 https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/17354
令和4年2022年7月14日お盆 お墓がなくなると 猪俣公章氏https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/13111