6月の平日の午前中、檀家様がご来寺されました。アポなしのご相談です。
老人ホームにいる親御様について「医師から7月半ばまでもたないであろう」と言われたと。もう治療方法はないらしい。
これは霊能者や占い師の予言ではありません。データに基づく医師(=科学者)の推測です。ですから、お亡くなりになる前にお葬儀について考えておくことは、現実的な備えとして何も問題はありません。
私もお話をお聞きすると、納得のいく医師の話でした。しかし、親御様のお身体が少しでも楽になるようなアドバイスもいたしました。
その後、ご家族の前で葬儀社に電話をしました。お聞きした通りのご家庭の事情に合わせ、費用を抑えた葬儀となるよう依頼し「正確な」金額を確認しました。
また、葬儀費用や布施(喜捨)は、ご兄弟で共同負担されるようお勧めしました。布施は六波羅蜜(悟りに到るための六つの修行)の筆頭です。ご兄弟の中でご相談をいただき、親御様のために皆様が布施に参加をお願いしました。
全く自慢になりませんが、お帰りの際に「住職さんに相談して本当によかった」と何度も言われました。「葬式のプロ」「葬儀社以外で葬儀の仕組みがわかる人」「俗世間をよく知っている人」という評価でしょうか(笑)。頼りにされるのはありがたい反面、少し寂しい気もいたします。一応、仏教者ですから。
1時間をこえて、お話ししたため、この日は少し遅い昼食となりました。
なお、医師としての仕事をいていた時代(65歳まで)の食事時間はかなり変則的でした。
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