スリランカのサンガラタナ師から「仏教徒海外奨学基金」を配布したとの礼状が到着しました。英文の手紙(日付は2019年7月10日)とメール(7月26日)が、ほぼ同じ文章でした。手紙とメールの英文の掲載は省略します。
以下に英文手紙の要旨を日本語に翻訳しました。カッコ内の緑色文字は私が追加。
皆様 皆様の健勝をお祈りしています。「仏教徒海外奨学基金」を満月の6月16日(Poson Poya Day)に配布しました(この日はスリランカに仏教が伝来した日・前3世紀、祭日です)。20人の「輝かしい成績優秀者」に1万円、100人近くの子供に、学用品、帳面、カバン、制服用の白い布を配布しました。これらに対して、生徒の両親も満ち足りた気持ちとなりました。全ての参加者からのお礼の言葉をお伝えします。
また、健康が許せば、来年も訪日するつもりです。
スリランカの収入の少ない家庭出身の生徒の教育を向上さることができて、奨学基金並びに会員に感謝します。将来も同様にお願い致します。皆様のご発展とご健康を祈念致します。 サンガラタナ師 Ven. B, Sangaratana thero
ポルトガル・オランダ・イギリスの450年!以上の植民地支配とその政策は、今に至るも大きな障害となっています。しかし、奨学基金設立の頃(平成3年・1991年)と比較すると、スリランカでは、平均所得はかなり上がってきています。それでも、貧しい家庭が多いです。出身家庭が貧しくても、勉学に励んでほしいですね。
おあいするたびに、私がサンガラタナ師にお願いしていることは、五戒の中の不殺生戒を守ることができないと考えられている漁民にも、釈尊のお考え:仏教を学ぶことができるようにしてほしいということです。
仏教徒海外奨学基金に関して以下をご覧下さい。https://fukushoji-horifune.net/fund/
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故人に代わって奨学基金に布施。 文字通りの追善供養
https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/3908
2019年4月に奨学金をお渡ししました
https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/3203
2018年のスリランカでの授与風景です
https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/1793
一眼を献ずるものは成仏できる。スリランカ人が献眼した数千の角膜は日本人に贈られています。献眼により成仏
https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/1003
サンフランシスコ講和条約会議(昭和26年:1951年)におけるジャヤワルダナ氏 (第2代スリランカ大統領、当時は蔵相)の演説。釈尊(お釈迦様・ブッダ)の言葉を引用「憎悪は憎悪によって、やむことはなく、慈愛によってやむ」
https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/991
平成28年度の配布終了。インド、スリランカ、在インドチベット人への奨学金の配布先
https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/472