毎週、土曜日日曜日は、年回忌法要を執式しています。数年前から12月にも法要の執式の依頼が増えました。
お経はいつも通りです。しかし、「お経の前と後にお檀家の皆様に何をお話しようかな」朝食後、衣に着替える時、本堂にむかう時に考えています。
先週です。本堂にむかう時「住職!衣(ころも)が裏になっています!」
確かに直綴の裾に折り返しが見えます。両袖(そで)のツギも見えます。裏を着ていました。法衣店の名前の入ったタグも見えます(笑)見えないんですね。裏と表。そろそろ後期高齢者です。
とっさに「裏表(うらおもて)のない人柄だから・・・」とよくわからないことを言いつつ着なおしました。視力が落ちただけですと思っています。認知障害かな(笑)
しかし、最近、こんなこともありました。
お檀家の若い奥さんが年末の墓参においでになり、お線香を求めに庫裡(住職住まい)にきました。今どきの薄いダウンの入ったロングコートを着ています。似合っています。とてもカッコイイです。
お帰りになる後ろ姿をみると、コートのエリと背中に大きめのタグが見えます。ワー見つけた!(大喜び)呼び止めて趣旨をお話すると「(笑)これデザインなんです」そうなの!確かに外にポケットが見えます。
デザイナーさん!デザインのレベルが高すぎます。かな?
年末年始の墓参においで下さい。
なお袈裟の下に来ているのが直綴です。裾が箱ひだのスカートになっています。
紫の直綴
令和2年2020年11月23日オランダからご依頼「墓参をお願いします」http://fukushoji-horifune.net/blog/archives/7462
黒の直綴
令和2年2020年8月9日夏のファッション/坊さんもシースルー?https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/6565
令和2年2020年7月24日 住職さんは偉くないの? https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/6408