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2021年9月30日

お彼岸中に住職1日休暇 「臨床医から病理医への疑問・質問に答える」

第75回日本食道学会(会長:岩切勝彦日本医大教授)が秋のお彼岸中に開かれました。毎年、40年?、欠かさず出席しています。例年は6月開催ですが、新型コロナウイルスの流行のために延期になりました。6月の講演を引き受けていました。しかし、延期となった学会は、9月のお彼岸中でした。大いに困りました。学会会場は、東京ヒルトンホテルお台場です。

東京ヒルトンホテルお台場 長年の共同研究者である岩切勝彦教授の主催する学会でお祝いの生花をお願いしました

東京ヒルトンホテルお台場1階 長年の共同研究者である岩切勝彦教授の主催する学会です お祝いの生花を差し上げました 撮影者(左鏡のなか)は私です

米国からの論文の中で、とても異論・議論のあることに、答えるという趣旨の特別企画です。1900年ごろからの定説、生れた時からある組織・身体の中の構造物(食道・胃接合部の噴門腺)が、2000年ごろに実は生後の変化であるという論文が出てきました。

重要な問題に答えることができるので「社会貢献」になるかな!と思い、お彼岸中にもかかわらず1日休暇をもらいました。この日は、お檀家による面会のアポはありませんでした。

出生直後に亡くなった新生児に確かにこの構造物はありました。2000年頃に「ない!」との説を論文として発表した学者さん!いけませんね。学者は時々、いや頻回に間違えます。釈尊(お釈迦様・ブッダ)とは違うのです。

何度も学会会場から寺にメールを入れて寺の様子を聞きました。たくさんのお檀家が墓参においでになっているとのことでした。ところが住職に話があるとの申し出は全くないとのこと。なんだか残念でしたね。「臨床医から・・・」の講演のあと、役割を果たすことができそうな会場で6演題に質問やコメントをして、5時ごろ帰寺しました。墓参の皆様は全てお帰りの後でした。

ところで学会会員は、自ら年会費(1.5~2万円程度)を払い学会を支え、学術集会にも参加費(1.5万円、オンライン参加でも同額)を払って参加しています。学術集会に参加して、新たな知識(日々の診療に直接役立ちます)を得ることは、経済的に大変です。「利他の精神」がなくてはできないと思います。今回は、利他の精神にあふれる皆様のお役に立てたかな(ほんの少しだけ)と考えています。学会に参加できて楽しかったです。

利他について何度か書いたことがあります。

平成30年2018年12月23日 原因不明の死「医学葬」すなわち「利他」 http://fukushoji-horifune.net/blog/archives/2216

平成30年2018年10月27日 医師・看護師の手当について 早く書くように?! http://fukushoji-horifune.net/blog/archives/1919

平成30年2018年10月4日 知識欲・知識を得たいと言う欲望 ノーベル賞 http://fukushoji-horifune.net/blog/archives/1846


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