昨日は私が勤務したことのある病院の院長の定年退官のお祝いの会でした。医学部の教授やいくつかの研究グループの責任者と話しました。
最近、〇〇さんはどうですか?〇〇さんは、責任者の部下です。
「あんまり論文を書いていないです」アレ!「ちょっと前、結婚したり子供ができたりで、論文を書く時間がないんでしょう」アレアレ!
30歳代や40歳代は研究に集中できる年代です。しかし、晩婚化によりその年代は家事と子育てにいそがしくて、研究ができないと言うのです。
「あと、アルバイトも」公的病院勤務の医師の給与は、事務系の公務員より医師手当てがあるだけぐらいの給与です。また、研修期間があるので、この間は事務系の公務員の給与と変わりません「東京初代」郷里を離れて東京に家を買っては大変です。夫婦二人で働いている研究者や医師も多いです。
医師の間の会話では「給与からは、何で医師になりたいかわからないよね」給与からは・・・同意です。しかし、医学部の入学希望者は多いです。入学試験も難しいです。
平成30年2018年10月27日医師・看護師の手当について 早く書くように?! https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/1919
令和4年2022年5月30日故笹島耕二教授 光明の人 Academic surgeonhttps://fukushoji-horifune.net/blog/archives/11650
令和6年2024年3月28日「帰国したい国」「優秀な人は帰国しない」https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/22076
「(〇〇さんは)頭がとてもいいんですけれどね」そうですね。「家庭を犠牲にして研究しろとは言えないかな(笑)」で終わりました。
研究者についてのデータはありませんが、男性医師の40%は週に60時間以上、10%は80時間働いています(2019年厚労省)
医師では「自己研鑽」は労働ではないと主張する人が多いです。疾患と患者さんを知ること(=疾患に関する最新の論文を読みベッドサイドで患者さんをみること)なしに、治療はできないと思いますけれど。
パワハラ、アカハラにならないように、最近の医学部の指導者は、部下に大変な気の使いようです。研究を進めることは大変です。
何度も「(田久保)先生の頃とはちがいます」とキビシイです。時代錯誤!アナクロ人間!というわけです。
それにしましても、学術的な立場を発展させたり、維持するためには、かなりの努力が必要です。仕事時間もです。
これ以上言うと、引退者の・・・年寄りの・・・老いの・・・になりそうです。
相変わらず、お檀家・ご信徒のセカンドオピニオンに役割をはたしています。
平成30年2018年10月4日知識欲・知識を得たいと言う欲望 ノーベル賞https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/1846
令和3年2021年4月29日カリコー・カタリン博士 (Kariko Katalin, PhD)新型コロナウイルスワクチン 今年のノーベル賞? https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/8870
令和4年2022年10月4日ノーベル生理学・医学賞vs.真言宗の学問の仏様https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/14199
令和4年 2023年6月1日原著論文がPath Res Practに掲載「欧米人には負けたくない」https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/18099
私の著者の紹介があります。
平成28年2016年4月28日食道癌・食道疾患に関するセカンドオピニオンhttps://fukushoji-horifune.net/blog/archives/48
令和2年2020年10月17日「病気になったことを家族が責めるんですよ!」セカンドオピニオンにご来寺 https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/7257