最初に2枚目の写真に「虫、蛾(が)の幼虫」が写っています。不快な皆様はスキップしてください。
一昨日、朝の本堂での読経を終え客殿の植木を観察していたところ、アンズの苗木の葉がすっかり食べ尽くされ、丸裸状態(写真1)になっていることに気づきました。
「何かの虫?」 さっそく近くへ行って探してみると、3センチほどの蛾(が)の幼虫・イラガが3匹も張り付いていました。ハシを使って葉から剥がし、地面に落としましたが、これがなかなか葉から離れません。「これで安心」とその時は思いましたが、地面に落ちた幼虫たちは全く動く気配がありませんでした。
そして昨日の朝、葉がさらに少なくなっています。 「まだ幼虫が残っているのかしら?」 しかし、昨日は日曜日です。年回忌法要の勤めがあります。
午後になり、見るとさらに葉が減っています。木を見に行きましたが、葉の表面には何も見当たりません。そこで葉を一枚一枚、手でひっくり返して探してみました。
次の瞬間、「痛い!」というよりも「イテー!」と思わず声が出るほどの、非常にシャープな痛みが走りました。すぐに水道水で洗い流し、刺されたトゲ(見えません)を拭き取りました。
現在は少しかゆい程度で、水疱や発赤はありません。
子どもの頃、庫裏のカキの木で何度も見た幼虫です。しかし、昔、見た幼虫よりも弱々しい印象です。
当時の子どもたちは(私も含めて)、半ズボンから出た脚に虫を押し付け合うような悪ふざけをしていました。
「電気虫」と呼んでいました。脚の皮膚は一定の領域が赤くなり、その中に小水疱が見えたりしました。しかし、薬もつけずのそのまま遊んでいました。
紙芝居に熱中している時、脚に電気虫を押し付けられたことを今思い出しました。それでも、楽しかったですね。

写真2 赤丸内イラガの幼虫 葉の裏に潜んでいます 下の幼虫の左下の黒い点はフンです お彼岸週間前に消毒しましたが細いアンズの木には消毒液がかからなかったらしい アンズは多分2~3年後には咲き出すと思います
犯人は、やはりイラガの幼虫でした。しかも、よく見るとまだ2匹も葉の裏に潜んでいました(写真2)。一昨日に見落としていたのです。
かつて私は、老化の研究と顕微鏡の向こうの組織像から癌(悪性)と非癌(良性)を見分けることを生業としていました。いわゆる組織病理診断医です。専門領域では日本で一番と思っていました=そんな訳はないですね。しかし、自信がありました。
今や「おっさん坊さん」ですから「私の観察力も衰えてしまった・・・」 以前も、レモンの木のサナギを見落として、同様の住職日誌=ブログ記事を書いたことがあります。「とうとう本格的にダメになった(笑)」
「人に正見(しょうけん、「八正道」第一)を説いている立場なのに」と苦笑してしまいました。
今回は、まだ繭(まゆ)を作る前だったので、必死にエサの葉を食べていたのでしょう。繭の姿はこれまで何度も見てきましたが、親である成虫の蛾の姿は知りません。
久しぶりに、気分はすっかり子どもの頃へとタイムスリップ。ニヤニヤしながら薬を患部に塗っている私を見て、会計係(家内)が呆れたように言いました。「虫に刺されて、なんだか楽しそうね」「(笑)本当に、子ども時代を思い出して・・・楽しかった」「なんだか懐かしかった」です。
関連記事
令和4年2022年10月21日カタツムリは久しぶりです 自然があります JR宮原駅フレンチ「シャンティ」https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/14490
令和4年2022年1月20日墓地には自然があります カマキリの卵https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/10727
令和3年2021年11月24日境内には自然があります ドロバチ https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/10539
令和元年2019年9月1日 生検(せいけん)を正見(しょうけん)? 外科病理学?https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/4179
平成31年2019年2月5日土手医者!見通すとは?https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/2620
平成30年2018年2月22日 玉虫厨子 https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/1016



