今朝（6月3日）、読売新聞の第1面のトップ記事に「無縁遺体」がありました。「無縁遺体」3割増、トップ記事は新聞社が最も重要と判断した 記事と思います・・・！

人口の高齢化に伴い死亡数も多くなっています。死亡数の増加を考慮すると、本当はどのくらいの増加なのでしょうか。

ところで、先週の土曜日（6月1日）には、霊園などの広告チラシが新聞とともに到着しました。チラシの中に「無縁」とか「無縁仏」という言葉がありました。

「無縁遺体」という言葉があるようです 新聞社もカッコつきで使用しています 令和6年6月3日読売新聞朝刊です

とても違和感があります。1000ぐらいのブログを書いてきています。しかし、仏様をさして「無縁」とかは、ほとんど私の記事の中にはないと思います。また「無縁仏」は、ないのではないかと思います。この記事は思いつきで書いているわけではないです。

広告チラシ！商売熱心は理解できます。しかし「無縁仏は不安」をあおっているのではないでしょうか。

お寺のお檀家の仏様は無縁にならないです。ご本尊様、住職とは「血脈（けちみゃく）」でつながっているからです。「血脈」何それ？（笑）聞いたことがない！が普通でしょうか。

「血脈」とは、「釈尊（シャカ）のお考え＝仏法」が師から弟子へと伝えられていくこと＝「相続」（仏教用語）されることを言います。

葬儀では「血脈」（の紙書きの証明書）を棺（ひつぎ）にお供えしています。

令和4年2022年7月11日「光明真言オンアボキャ・・・」「智慧と慈悲をおさずけ下さい」http://fukushoji-horifune.net/blog/archives/13056

令和6年2024年3月4日お檀家ではないご家庭からの電話での相談二つhttp://fukushoji-horifune.net/blog/archives/21651

住職はご本尊様と、また歴史的には釈尊（シャカ）とお大師様（弘法大師様）の弟子ですから、お寺のお檀家（の仏様）は、全て釈尊のお弟子様で「有縁（うえん）」です。

重ねて書きます。お檀家は歴史的な存在である釈尊と、ご本尊様と、お大師様と身近には住職と「有縁」ですから「無縁の仏様」なんてありません。

「無縁仏」！これ！形容矛盾です。撞着語法ですね。「小さな巨人」は、ことによるとあるかもしれません。テレビドラマ・映画（笑）古くは日本の軍人とか。

しかし「鋼鉄製の輪ゴム」はないですよね。話がそれました。

あえて書きます。お寺の中の納骨堂にお骨を移動しても、仏様の施主が縁のある歴代の住職（宗教法人の代表役員）になるだけとも言えます。

令和5年2023年7月21日「お墓の竿石の姓を婚家先の・・・」http://fukushoji-horifune.net/blog/archives/19027

新聞の記事についてですが、身元がわからない場合には、もちろん、菩提寺に連絡はきません。しかし、「親類の引き取り拒否」があっても、お寺のお檀家の仏様であれば、お寺はお骨を引き取ると思います。