お寺では、お檀家ではないお宅を「非檀のお宅」などと言います。
ホームページを開設しているせいか時々お檀家ではない皆様からお電話やメールでの相談を受けます。相談が続くこともあります。できるだけ誠実に対応しています。
以下の記事の中のご指摘(お寺の不親切)が身に染みています。
令和2年2020年2月11日「住職!カッコ悪いよ!」https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/5388
隣県の「非檀のお宅」の奥さんからの電話でした。最初にご自分から名前を下さいました。今回のご相談は二つでした。
「一度もお経を読んでもらっていないので、読んで頂けますか?」これは他のお寺のお檀家の場合はお断りします。霊園にお墓はあるそうです。
さらに「故人が暗黒の中にいるのではないかと心配です」
令和5年2023年8月2日他寺のご信徒様から「8月に新盆の棚経をお願いできますか?」https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/19198
令和元年2019年9月12日年回忌法要 お檀家ではないのですが・・・https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/4270
このあと、故人のご病気についてお話くださいました。私は傾聴です。一応(笑)医師免許を持っているので理解できました。
平成31年2019年2月5日土手医者!見通すとは?https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/2620
令和元年2019年9月1日生検(せいけん)を正見(しょうけん)? 外科病理学?https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/4179
もう一つのご相談は「悲しんでいる母が遺産相続の放棄を求められていて、さらに悲しんでいます」というのです。これは言うまでもなく弁護士の仕事です。弁護士に相談するように話しました。相談だけでは費用は1万円でしょう。「遺産分割協議書」の作成は高くはないです=事前に費用を聞くことができます。
法律で定められた全く正当な権利(法定相続人)ですから、相続の放棄を求められても断ればよいだけです。
ご自分で言えない・言いにくい場合は、弁護士に言ってもらいなさいとアドバイス。必要がありましたら福性寺の弁護士を紹介しますと。なんだか現実的で坊さんらしくないアドバイスですね(笑)
よくあります。坊さんの書く文章!釈尊(シャカ)や祖師・宗祖のお話を書くことから始める(笑)いかにも坊さんらしい!「そもそも相続とは仏教用語で・・・」とか。皆様のご希望に添うことのできない?現実的な答えでした。
令和5年2023年12月27日和顔施 亡くなった後の準備 https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/20935
令和3年2021年5月26日後妻様が先妻様の33回忌!法要「若くしてかわいそうでしょう」https://fukushoji-horifune.net/blog/archives/8951
最終的に、すべて解決しましたら、また、お経を読む坊さんが見つからなかったら、再度電話で「お経を読む日」をご相談下さいとお話しました。
それにしましても怖いことを言う人がいるものです。「故人が暗黒の中にいるのではないかと心配です」とは。