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2019年5月29日

延命地蔵様 六阿弥陀一番目道地蔵菩薩 寺には歴史があります 石井与市右□□様

親はいつも子供の健康と成功を祈念しています。最近の子供虐待のニュースにであいますと、そうでもないのかな?と悲しい気持ちになり心配になります。

ところで、福性寺門前には「延命地蔵」様(天和2年・1682年建立)が安置されています。前回の令和元年5月25日の記事に写真があります。リンクは以下です。

http://fukushoji-horifune.net/blog/archives/3547

六阿弥陀一番目道のお地蔵様

江戸六阿弥陀一番目道のお地蔵様 お顔の表情がわかりませんね しかし舟形の右下にお施主様名があります

延命地蔵様は昔から子供の長命と加護をお願いする仏様です。この仏様にお参りすることは、子を守り寿命を延ばすことを地蔵菩薩の誓いにしてもらうことです。そのような願いは、医療の発達していなかった時代、子供が亡くなることが多かった時代には、切実であったと思います。このためか「お地蔵様」や「お薬師様」(別名を「医王善逝」)をご本尊様とするお寺はとても多いです。子供への愛情は時代によって変化していないと信じたいです。

延命地蔵様の左にも舟形のお地蔵様があります(写真)。お地蔵様の左には「六阿弥陀左一番目道」と彫り込まれています。福性寺のお隣の「江戸六阿弥陀」第一番札所の西福寺様への道標となっています。右には、明和7年・1770年2月に建立と記され、「施主 石井与市右□□」様と書かれています。お名前の「右□□」の部分は、右ヱ門様でしょうか?ご自分の長命を祈念するよりも、お子様・ご子孫の健康長寿を祈念して、この仏様を建立したのでしょう。石井家は福性寺のお檀家の10%近く(20軒)を占めています。

この記事は「福性寺の歴史」(3400部近くを配布済み)の次の版(第7版)に追加の予定です。

梶原商店街の愛宕地蔵尊関する記事は以下です。

http://fukushoji-horifune.net/blog/archives/724


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