真言宗豊山派白王山中台院福性寺真言宗豊山派白王山中台院福性寺
  • おばあさん、おじいさんとも歩きたい(陳情中)
  • 仏教徒海外奨学基金

最近の投稿

カテゴリ

過去の投稿

2020年3月5日

住職が留守中の葬儀 駆け足で米国出張 コロナウイルス対策 

2月28日から3月4日まで米国西海岸の都市に出かけてきました。4泊6日です。

北米病理学会(USCAP)での勉強と、シアトル高野山の参拝が目的でした。

ロサンゼルス国際会議場 私のお腹に見えるカードは入場券で6万円です 胸の白いものはマスクです

ロサンゼルス国際会議場 私のお腹に見えるカードは入場券で6万円です 胸の白いものはマスクです 逆光の写真をおわびします

ロスアンゼルスの国際会議場では、アルコールによる手消毒が可能でした。会場は握手とハグは禁止でした。日本のお辞儀は、安全でいいですね。今後は「国際標準」としたいですね。日本政府も広報してほしいです(笑)

それでも、私の引退講演会(平成27年・2015年)に出席した学者(フランス人イギリス人など)は、握手とハグ・チークキス(ホッペタとホッペタ)でした。会場でマスクをしている人は非常に少ないです(10人に1人以下)。なお「福性寺の歴史第7版」121ページに引退講演会の写真があります。

USCAPの消化管病理学会では、私の十分理解していなかった胃癌に関する知識を得ました。相変わらず、日本での粘膜内癌(早期癌の中でも早期なもの)を「異形成」と別の名前で呼んでいました。友人のドイツ人(英文論文500報の著者)が、あきれていました。消化管病理学、特に食道・胃では、やはり日本が最も優れています。

ところで、出発前にお檀家が亡くなりました。直後にご家庭を訪問して読経し(枕経)、お元気な時のお姿を思い出し、涙が出かけました。ご遺体の保存のために、お部屋の温度など、こと細かにご説明しました。

ご家族とご相談し、故人のお話をおうかがいしながら、お戒名を考えました。お元気な時には欠かさず施餓鬼会にご出席頂きました。また、大変明るく美しい奥様で日本舞踊をご趣味としていました。ご生前のご様子の通りをお戒名に表現しました。帰宅後、葬儀中に読む追悼文(諷誦文ふじゅもん)を作り、お戒名を清書して、米国に出発しました。葬儀自体は、副住職と院代の二人が執式しました。火葬場同行・お骨上げ後、初七日法要を行いました。今日、あらためてお布施の領収証を持って葬家(喪家)を訪問し読経の予定です。

最初の訪問時に、「葬儀社にお支払いするお金を節約してお寺にお布施を頑張ります!」と故人のお嬢様からお話頂きました。本当に有難うございました。

私や家族の給与や生活費には、一切消費されないお布施です。必ずお檀家全体のために、また葬家の明治時代からのご先祖様・仏様(明治時代にお檀家になりました)のために用いることをご本尊様や葬家の皆様・故人にお誓いしました。


キーワード検索
カテゴリ
過去の投稿

ぜひ、福性寺のホームページをお気に入りに追加下さい。
最新情報を更新しておりますので、ご覧下さい。