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2020年5月7日

医療従事者に特別手当の支給を 病理医としては臨床医がうらやましい

土曜日(5月2日)、読経後お檀家の2人の看護師さんとお話をしました。

コロナウイルス感染症患者の重点病院の勤務で神経が疲れるとのお話しでした。もうお一人は、コロナウイルス感染症の病棟に移動希望(志願!)を出したとのことでした。コロナ戦争と言う人がいます。しかし、志願者が多く待機になっているとのこと。お檀家は偉いです。

患者様の前には表れない医師・病理医 上:手術で取り出されホルマリンで固定された患者の臓器の「切り出し=cutting」(顕微鏡で検査するべき部分の選択)下:顕微鏡検査と医学書の写真と顕微鏡で視ることができる像との照合(ハンドアウト田久保海誉退職記念国際シンポジウム 東京食道研究デー 2015/5/9 都市センターホテル、6頁)

患者の前にはあらわれない医師・病理医 上:手術で取り出されホルマリンで固定された患者の臓器の「切り出し=cutting」(肉眼による観察と顕微鏡で精査するべき部分の選択)下:顕微鏡検査 医学書の写真と顕微鏡で視ることができる像との照合 昭和54年1979年撮影(田久保海誉退職記念国際シンポジウム 東京食道研究デー 2015/5/9 都市センターホテル、ハンドアウト6頁)

また、ある看護師のブログに、「コロナウイルス感染症患者の病棟勤務で、神経がまいってきた。家庭・子供のことを考えると涙が出る時がある」とあります。

ある医師は、家庭に感染症を持ち込まないために、ホテル住まいで帰宅できない日々が続いている。

これらの話題から、釈尊(お釈迦様・ブッダ)の弟子、名医・医王ジーバカ(ジーヴァカ・ぎば)をすぐに思い出します。仏弟子ジーバカは釈尊を診察していますね。

さらに、ある看護師は、毎日の勤務手当を5千円ほしいとありました。あまりにも「ささやかな希望」で驚きました。

医療機関などに対する寄付を募る団体がたくさんできてきました。多くの団体は、寄付金を物(呼吸器や予防着など)に代えて、病院などに寄付をするのであろうと思います。

しかし、何とかして医療従事者に手当てを直接出したいですね!

私が外科医から病理医に転向したころです。ある人から「医者をやめた!」と言われました。現在のコロナウイルス感染症患者に対する医療従事者の献身的な仕事ぶりを見ていると、また「温かい生きている人間」を対象とすることが医師とすれば、「医者をやめた!」は正しかったのかなと考えます。

コロナウイルスと直接戦うことができる臨床医が心からうらやましいです。

以下の記事もお読み頂くことができましたら有難いです。

平成30年2018年10月27日 医師・看護師の手当について早く書くように?! http://fukushoji-horifune.net/blog/archives/1919


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