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2023年6月1日

原著論文がPath Res Practに掲載「欧米人には負けたくない」

私が筆頭著者である原著論文がPathology Research and Practice (2023;246.154498 IF3.3)=ドイツの英文雑誌に掲載になりました。そろそろ人生最後の論文です。

今回の論文の図1です パワーポイントで作りました

今回の論文の図1です パワーポイントで私が作りました 下手の横好きですが原著を書くことはとても楽しいです

2年前に書いて、日本食道学会の機関誌Esophagusに投稿した原稿ですが、掲載不許可(笑)となり、そのままになっていました。最初から不許可はないかなと。議論したかったです。

学会の委員会報告を兼ねています。このため「当然」採択になると思い、ちょっとだけ(本当は「うんと」笑)書き過ぎました。明治人と同じ「欧米人には負けたくない」でした。

その時の査読者は、印象としては、最初から採択を拒否するために、論文を査読しています。誰が査読したかだいたいわかります。一人は米国人でもう一人は日本人です。専門分野の競争相手でした。

論文の結論は「食道と胃の間の粘膜に噴門腺は出生時の日本人にもあります」です。大昔!1900年や1952年の白人を対象とした論文の結論と同じです。ところが、2001年と2003年に病気の結果であると声高にいう人(米国の教授)が出てきました。どの世界にも声の大きい人がいますね(笑)

このため、日本人による丁寧な再検討により結論を出すように、日本食道学会理事長(幕内博康教授)から依頼されていました。私の研究で結論は出たと思います。

今回の投稿にあたっては、Michael Vieth教授に読み直してもらいました。彼は論文数450報です(ちょっと前に聞きました)。私との共著は16報目です。彼の病理学を信頼しています。「問題なくよくかけているけど!」とのことでした。共同著者になってもらい再投稿しました。彼とは「想像は書かないよね。見たものしか書かないよね!」です。まさに仏教の正見と思います。ところが「頭の中で考えて想像で論文を書く人」がいるんですよ。

亡くなりました友人の藤原睦憲先生も著者です。お命日も論文の中の註に書きました。藤原先生からは、研究をとても応援してもらいました。

あちらの世界で喜んでいるとありがたいのですが。

著書でも論文でも、専門分野(食道の病理組織学)では「欧米人には負けたくない」負けていないつもりです。

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