真言宗豊山派白王山中台院福性寺真言宗豊山派白王山中台院福性寺
  • おばあさん、おじいさんとも歩きたい(陳情中)

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2019年3月17日

福性寺では、読経会や施餓鬼会では、お経ばかりでなく西洋音楽=仏讃歌「お誓い(おちかい)」を歌います。この歌の歌詞には、お大師様(=弘法大師)の主張「即身成仏」と「密厳国土」の意味が込められています。もちろん、通夜・葬儀や年回忌法要(=追善供養)では「仏説摩訶般若波羅蜜多心経」を皆様とご一緒に必ず読みます。本堂の中では、時々、太鼓の伴奏つきです。これは、2500年まえ釈尊(お釈迦様・ブッダ)が入滅されたとき、みなで「釈尊のお言葉」を暗唱した故事にならっています。さらに、ご依頼があると年回忌法要でも「お誓い」を歌います。シンセサイザーの伴奏つきです。「お誓い」については、年間行事の元旦読経会のビデオをご覧下さいhttp://fukushoji-horifune.net/event/

ところで、読経や歌うこと(カラオケ?)は、健康によいという人が多いです。しかし、なかなか「科学的証拠」はありません。最近ではエビデンスがないと言うのでしょうか?それでも、以下が言われています。

1.お経や歌詞を覚えるときは「左脳」、リズムを感じているときは「右脳」が刺激を受けています。このため、脳全体を活性化します。これは説得力のある説明です!

2.読経や歌うことで、呼吸はいつもより深くなり、身体や気持ちがリラックスした状態になります。ストレス解消につながりますね。皆さんの体験から出ていますね。

昭和56年・1981年5月2日 福性寺山門落慶・住職晋山披露パーティー(東京グランドホテル) 堀船3丁目町会の皆様に歌って頂きました(麦の会=婦人会の皆様) 母の友人たちです 本当に有難い皆様でした(福性寺の歴史XXページ)

昭和56年・1981年5月2日 山門落慶・住職晋山披露パーティー(東京グランドホテル) 堀船3丁目の皆様(麦の会=婦人会)です 母の友人たちです 本当に有難い皆様でした(福性寺の歴史第6版85ページ)写真中央右より下でご覧になっているのは鳥居敬譽猊下です 昨日(3月16日)巣鴨真性寺で猊下の33回忌法要が行われました 私も出席致しました

3.腹式呼吸で声を出します。このため、横隔膜がよく動きお腹の中も動き、胃腸を活発にしてくれます。便秘などに効果がありそうです。

4.読経や歌うことは、免疫力をアップさせ、癌の治療に役に立つと言う人がいます。本当でしょうか?

お身体のため!というと、ちょっと不謹慎な感じがします。しかし、ご長命のために、お経を聴き、読経と歌うことも、悪くないですね。

明日から春の彼岸会です。読経会にご参加下さい。3月21日10時開始です。

最近、読経と健康の関係について科学的証拠が注目されています。次回書きます。


2019年2月26日

少し前ですが、お葬式をさいたま市で執行しました。寺から車で35分ほどの距離で、市営霊園の中にあります。故人は公務員として一生を過ごされ、仕事の現場でもご自宅においても、草木をとても愛した方でした。特にサクラソウについての専門家でした。釈尊(お釈迦さま・ブッダ)の入滅のお歳と同様の年齢で亡くなりました。

お檀家ではありませんが、ご親戚が福性寺のお檀家です。こちらのご家族の姓のお檀家は20軒近くあり、江戸時代初期(1600年代)の仏様もおいでです。現在のご本尊様のご寄付や入仏式(寛永2年・1625年)にも参加しているはずです。ご親戚のお墓の周りにリコリスや背の高くなる樹(写真)を植えていました(住職の知らないうちに!)。白い彼岸花やピンクのリコリス(平成29年・2017年8月1日・9月15日、平成30年7月17日記事)は、最初にこの方から頂きました。その後、自然に繁殖することを待つことができず、園芸店から球根を買い求めて植えました。現在、福性寺の白い彼岸花やリコリスは、お檀家が楽しんでいます。

お彼岸などのおりおりに、福性寺の境内で草木に関して、お教えを頂きました。このため葬儀の執行を引き受けました。過去の植物に関する知識の「伝授」のお礼のつもりでした。

故人が植えた樹の小枝です。幹は10㎝以上となっています。10年ほど前までこの木の名前を知っていたと思います。しかし、忘失してしまいました。名前をご存知の方はご教示ください。

故人が植えた樹の小枝 幹は10㎝以上です 木の名前を忘失してしまいました ご存知の方はご教示ください。

お戒名は、「悠々とした大樹のように常に堂々として、また公務員として公正であり大いに公務に貢献した仏教者(居士)」と考えました。重ねて書きますが、亡くなるまでのお名前は、出生時に、ご両親の期待が反映しているお名前ですね。お戒名は故人の人生を総括的に反映した仏教的なお名前です。たくさんの思い出のある方でした。院代様と二人で読経しました。お戒名、祭壇や火葬の意義についても説明致しました。

なお、喪主様から「通夜・葬儀・初七日法要・お戒名布施、お車料、お膳料」を「宗教法人福性寺」に頂きました。有難いお布施です。もちろん一括して布施として、総額の領収書を発行しました。お布施は江戸時代からのご先祖様へのお供えとなりました。いつものとおり「お布施の使途」に関するお礼状・説明書をお持ち帰り頂きました。

法人会計に関しては「総代様会 透明性の高い法人会計」(2018年3月6日記事)をご覧下さい。


2019年2月24日

昨日は、旦那様が早逝された後、50年近く独身であった大姉(年長の仏教女性)様の17回忌法要でした。晩年は、ご子息様のご後見・保護により安楽な生活でした。まず、お戒名の復習から始めました。お戒名の意味は「釈尊(お釈迦様・ブッダ)の教えに従い現世を渾身の努力を持て生き心美しく喜びに満ちた人生をおくった年長の女性の仏教者(大姉)」様です。ご法要の最後に、20人をこえるご出席の皆様と読経をしました。院代様に真言宗豊山派流の太鼓の伴奏をお願いしました。お檀家の皆様との「仏説摩訶般若波羅蜜多心経」の読経は大合唱でした。本当です。「坊さんが必要ないですね!」とつまらない冗談を言ってしまいました(実は、本心です)。

本日ご本尊様

法要後のご本尊様 高い位置の左右に飛天 その下にマンダラ 供花(ピンクのユリ) お供物の水菓子(晩白柚・ばんぺいゆ)が見えます どなたにもお参り頂きたい素晴らしいご本尊様・大日如来様です 中央下にケース内の多宝塔の頂上が見えます

「仏説摩訶般若波羅蜜多心経」の一句を拾って意味をご説明しました。また、たくさんのお塔婆供養がありましたので、お塔婆の説明・お塔婆の梵字の説明を致しました。

お檀家の皆様は和気あいあいとして、とても楽しそうでした。住職のいう冗談にも、よく笑って頂きました。もちろん、住職もとても楽しかったです。なぜなら、今日の大姉様・仏様は、私の住職就任の頃からの、私の応援団でしたから。有難い仏様の追善供養でした。若い住職(当時の私)の不慣れな(笑!)仏事を違和感なく受け入れて頂きました。16年まえのお通夜まえの枕経では、不覚にも涙が出て上手に読経できませんでした。大姉様に重ねてお礼を申し上げます。


2019年1月31日

昨日1月30日は、夕方4時半から枕経と通夜の法要でした。通夜は住職一人でおうかがいしました。今日は朝10時からの葬儀でした。この葬儀開始時間は私がおすすめしました。院代様と私の二人で読経をしました。私どもの帰寺は、午後2時前でした。葬儀場は寺に近い町屋火葬場・葬儀場を選んで頂きました。喪主様のお家から、最も近い葬儀場は四つ木葬儀場です。しかし、寺に近づいて頂きました。有難いです。「何から何まで」住職の考えをお尋ねくださり、本当にありがたいですね。いつものように、葬儀では自己紹介と式の次第(進行の順)を説明致しました。遠くからおいでのご親戚から「お葬式の説明を初めて聞きました!説明があってよかった」とお聞きしました。通夜に丁寧にご説明しましたので、葬儀ではごく簡単な説明をしただけでしたのに。

ところで、私が感動したことは、喪主様の会葬者に対するご立派な挨拶です。私は喪主様が生まれるまえから喪主様を知っています(エーッ!ですか?)。つまり、お母様が妊娠中から知っています(笑)本当です!また、小学校にあがる前の子供時代もよく知っています。私の法衣(=ころも)のすそを握って、はなさなかったからです。小学生(シャベリの得意なかわいい坊やでした)、中学生/高校生(シャイでお利口そうな印象でした)、大学生(入学の難しい立派な大学で勉強しました)、社会人(ハンサムでナイスガイ=表現が古い!です)になってからも、お墓参りに来て頂きました。昔のあのお子様が今日は立派なご挨拶ですから。

葬儀に同行した院代様のお机です 左端から「にょうばち」ご詠歌道具 左端に木魚のバチです

今日の葬儀に同行した院代様のお机です 左端から「にょうばち(にょうばつ、仏教シンバル?)」ご詠歌道具 左端は木魚のバチと木魚です 仏教ドラとあわせて「にょうばち」とも言います ご詠歌に関してはまだまだ(+まだ)勉強中です

以下は一般論です。以前も書いたことですが、かさねて以下を書きます。

〇家族葬の通夜では、6時開始にこだわることはありません。また、葬儀は10時に開始すれば、そのあとはゆっくりできます。

〇火葬場付属の葬儀場で葬儀を行うことが、独立した葬儀会社の葬儀場で行うよりも「必ず」安価です(実際の葬儀に関しては平成30年・2018年12月20日の記事を参照して下さい)。火葬場付属の葬儀場は、駐車場も多いです。皆様の疲れも少ないです。

〇ただし、火葬場付属の葬儀場は、お金と時間を節約できるため、混んでいます。このため、葬儀会社の葬儀場よりも3日程度葬儀が遅れます。それでも、大丈夫です。ご遺体は、死後7日ぐらいは腐敗したりはしません。病理医(私です)が保証します。

〇家族葬では、たくさんの会葬者に遠慮することなく、釈尊(お釈迦様、ブッダ)のお話を着席した皆様に説明できます。家族葬は、僧侶・仏教者にとって、お寺の人気の維持や回復の貴重な機会と考えています。

〇最近は、病院などに出入りしている葬儀業者に葬儀を依頼するご家庭は、減少していると言われています。


2019年1月26日

平成31年1月10日と20日の通夜葬儀に関連した記事の「別記事」です。

最近、自動運転に関するニュースがたくさんあります。ぜひとも、実現してほしいです。高齢ドライバーによる交通事故で、若い人が亡くなる事故が多いと報道されています。実は、世代別事故率は20歳代が高度です。しかし、死亡する人がでるような事故率は80歳以上の高齢ドライバーでは高いです(2-3倍)。新聞やテレビニュースで、高齢者や認知症患者に対して「運転免許証」返納のキャンペーンがはられています。しかし、車なしでは生活できない地域、農村や山村、があります。このような地域にお住いの高齢者に対する対策のキャンペーンは、見当たらないですね。都会人がニュースを作っているからでしょうか?

3年前に14年間乗った自動車を更新しました。まだまだ、この自動車は乗ることができたと思います。しかし、安全運転に貢献する技術が付いていませんでした。お通夜の運転などでは、老化現象を自覚していました(平成31年1月20日記事)。老化現象を補うための技術付きの車が望ましい(家族の意見)との結論でした。現在の福性寺の公用車(3年目で黒塗りピカピカです)には、自動ブレーキ(追突しない)、バックとサイドモニター(後ろも見えます)や後退時の速度制限装置が付いています。もう少しの間、遠出ができそうです。何度もお骨!をお乗せしたり、時にお檀家にも乗って頂きました。

サンガラタナ師

サンガラタナ師から平成30年・2018年に頂いた仏教徒海外奨学基金の奨学生による絵 右のお年寄りはケガをしています サンガラタナ師が来日のおりにこの絵の意味をお聞きしてみます 師については最新ニュース/講演会情報のカテゴリの仏教徒海外奨学基金で検索して下さい

実は、この自動車はお檀家からのご寄付品です。どうも、若い人向きの車らしく、4輪駆動でサスペンションがかたいです。ご寄付頂きましたお檀家は、私がもう少し若いと思っていたようです(要するに修業ができていない印象?)。「有難い誤解」(笑)と高価な自動車を福性寺に頂き、心から感謝致します。

安全技術の追加で、もう少しの間、問題なくお通夜や葬儀に出かけることができそうです。しかし、夜は可能な限り一人で運転しないようにしています。私の老化速度よりも、自動運転の技術開発が速いことを切に願っています。

安全技術の開発にたずさわっている皆様!頑張って下さい。


2019年1月22日

昨日(1月21日・月曜日)、七回忌法要を行いました。まず冒頭に仏様のお戒名の意味を復習しました。また、全員で読んだ般若心経の「色即是空」についても説明しました。最後に、お施主様(奥様)には、「朝食でも肉や魚をお食べになって、ご長命を達成して、年回忌法要を、また行って下さい」と結びました。奥様からは「食事では、タンパク質を摂ることを心がけています!」娘さんお二人からも、異口同音に「母は朝ご飯にも、タンパク質・肉を食べています」と老年医学からは合格のお返事を頂きました。最後に、義母様(今回の仏様とは別です)の年内の年回忌法要の日程を予約!してご帰宅になりました。住職は「1年に2回も法要をして大丈夫ですか?破産しませんか?」などと余計なこと(笑)を言ってしまいました。

ところで、最近、フレイルとか、サルコペニアという言葉を聞きませんか?

フレイルは、高齢者の虚弱などと翻訳されています。しかし、医師の間ではフレイルという言葉が用いられています。定義や診断法など議論が多いです。医師以外の皆さんもフレイルに関する知識を持ち、介護予防が進み要介護者の減少につなげたいと考える人が多いです。体重減少、歩行速度の低下、握力の低下、疲れやすい、身体の活動レベルの低下などが、診断のための基準です。

釈尊苦行像

釈尊(お釈迦様)苦行像 高貴なお姿です 釈尊が35歳の時であろうと思います 苦行の後にHPサイドメニューの仏教徒海外奨学基金の右の絵のように「牧女の供養」(牛乳粥)をうけます 釈尊は肉を含めて布施された食べ物は全てお食べになりました(ガンダーラ出土パキスタン・ラホール博物館)

サルコペニアは、筋肉量の低下を言います。筋肉量が減少して筋力低下や、身体機能低下をきたした状態です。具体的には、脚や腕が細くなります。歩く速度が下がります(毎秒1mか0.8 m以下)。また力が弱くなります(握力低下:男性26㎏、女性18㎏以下)。サルコペニアは、フレイルの一部ということができます。

フレイルとサルコペニアは、医師以外でも知っておくべき言葉であると思われます。しかし、カタカナではなくて、適切な日本語がほしいですね。それでも、内容やカタカナの意味は知らなくても、予防法(健康で長命の方法でもあります)は、1.運動、2.栄養(タンパク食・肉食)、3.外出(など社会との関係維持)!です。どうか健康なご長命を達成して下さい。

昨日の七回忌のお施主様は、タンパク食を心がけており、フレイルやサルコペニアに関する知識をすでにお持ちでしたね。さすが!福性寺のお檀家です。有難いです。

今年の4月23日の大施餓鬼会と11月の合同講演会における健康長寿講演会は「高齢者の栄養、フレイル・サルコペニア予防」に関するものです。どうかご出席下さい。


2019年1月20日

最近、遠方でのお葬儀が増えました。お檀家が引っ越しをされているためです。今年になりましてから、さいたま市や横浜市で葬儀を執行しました。

しかし、遠方からわざわざ寺に近寄ってのご葬儀も、多くあります。平成30年11月7日のご葬儀も、横浜在住のお檀家が町屋葬儀場(寺から車で20分)で、行いました。また、ここ5年のうちでも、松戸市、福生市(2度)、所沢市、豊島区(2度)、文京区(3度)など、遠方のお檀家が寺に近寄って、葬儀を行って頂きました。毎年2軒程度の数です。「住職も齢を重ねて大変でしょうから!」ということでしょうか?有難いですが…。しかし、能力の低下と仕事ができない!と、同情頂いているようで、うれしくもあり!悲しくもあり!です。

実は、喪主様はお葬儀に出席される会葬者の交通の便をお考えのようです。喪主様のお住まいのお近くではなくて、ご親戚や会葬者が出席する時の便利のために、例えば故人の勤務した会社の近くとかに、葬儀会場をお考えのようです。喪主様の便利は二の次のようです。いかにも、日本人的な配慮かなと、感心しています。

葬儀 右膝痛(老化現象?)のために五体を投地する時痛みに耐えることが大変になりました 2回だけ出会った葬儀社が私専用の五体を投地するための清潔な毛氈(もうせん)を用意していることがありました 有難かったですね

葬儀 右膝痛(老化現象?)のために五体を投地する時痛みに耐えることが大変になりました 2回だけ出会った葬儀社が私専用の五体を投地するための清潔な毛氈(もうせん)を用意していることがありました 有難かったです

ところで、お通夜の運転はなかなか大変です(別記事を書きます)。「老いては麒麟(きりん)も駑馬(どば)に劣る」を思い出しました。麒麟は伝説上の最も能力の長けた動物で(動物園のキリンではなくて)キリンビールのラベルの麒麟ですね。駑馬は足のおそい=のろい馬ですか?優れた人物でも、年老いておとろえると、凡人にも劣るということですね。私の場合は、出発点が麒麟でもなく、優れているわけでもありません。歳をとるとどうなるのでしょうか?4月には70歳となります。駑馬以下はなんというのでしょうか?駑々馬?(どどば!笑)でしょうか(こんな言葉はないですけど)。ご本尊様の代弁者・スポークスマン(=住職)がつとまるか心配しています。福性寺の健康長寿講演会でお聞きした「85歳以上では皆(=100%?)、軽度認知障害か認知症がある」を思い出しました。70歳代では、どのていどのパーセントの軽度認知障害と認知症があるのでしょうか?


2019年1月10日

新年の1月7日、さいたま市で葬儀を行ってきました。久しぶりに少しだけ遠出をしてきました。福性寺から葬儀場までの距離は30 km余りでした。自動車では寺からわずかに40分弱の距離でした。しかし、年齢(苦笑!)のためか、通夜前の夜の高速道路の運転はつらかったです(別記事で書きます)。

法要開始 これから五体を投地します

法要開始 起立して合掌したのち五体を投地(平成30年2018年11月3日記事)します

本題です。素晴らしいお人柄であった奥様が亡くなりました。創作バレエ、クラシックやモダンバレエの専門家=先生でした。お戒名は「飛天のごとく舞い踊り釈尊の教えからみて心身ともに美しい大姉(だいし)」様です。大姉とは年長の女性仏教者ですね。葬儀中に読む福性寺住職作の諷誦文(ふじゅもん、仏教的な追悼文、平成30年8月28日記事)の中では、故人のモダン・創作バレエの舞踊と企画、独自性について言及し、故人の人生を称賛しました。通夜・葬儀で般若心経を皆様とお読みしました。僧侶が不要なほど(本当です)の大合唱!でした。お骨上げを待つ間も、ご家族・ご親戚から、故人の個性的で素晴らしいお人柄が語られました。故人の妹様などから、わかりやすい葬儀を有難う!とお礼を言われました。式次第の説明をしただけ!でしたのに。こちらがとても有難かったですね。

子供の名前には、ご両親が子供に実現してほしい希望が要約されていると思います。ひるがえって、人生の終わりには、故人の人生を総括(個々のバラバラなものを一つにまとめること でしょうか?)した、仏教的なお名前=お戒名が必要であると私は考えています。もちろん、故人の人生を熟知し、故人が人生の中で誇りとしていたものを知っていることが前提ですけれど。

女性のお戒名の最後は、信女(しんにょ)か大姉です。いずれも「尊き女性の仏教者」の意味です。亡くなった年齢やその印象により、両者を区分しています。言うまでもなく、お布施の多寡は関係ありません。男性の信士(しんじ)と居士(こじ)も、全く同様です。なお、大姉には長女・長姉の意味もあります。


2018年12月29日

12月20日記事の末尾の「直葬」について!書きます。「直葬とは、亡くなられた後、ご自宅か霊安室(葬儀社か火葬場が提供)にご遺体を安置し、以降に火葬だけを行うもの」と定義していますか?通夜や葬儀・告別式はしません!という説明でしょうか?もう少し考えてみたいです

福性寺住職の執行する「直葬」は、ご遺族から火葬前に故人の人生についてお聞きして、人生を反映したお戒名を考えます。火葬場でご遺族と合流し、火葬炉前で短時間の読経、お骨あげまで火葬場でご遺族と会話をして待ち、お骨あげ読経を行った後、お骨とご遺族と住職は寺に帰ります。その後、ご本堂で葬儀の読経を行い、短い説明を加えています。以上が式次第です。通夜は現世の「仏教的な卒業式」です。時間は異なりますが、火葬場で可能な限り故人のお話をお聞きし、また過去の住職と故人の間の会話を語るようにしています(通夜と同じ意義)。ご親戚は火葬場ではなく、寺での読経に参加するために直接寺に集まり、お骨の到着を待つこともあります。寺で読経後、お骨を納骨堂にお預かりすることもあります。ちなみに葬儀は「故人の成仏を祈る日」です。

通夜開始 五体を投地(平成30年11月3日の記事)したあと式次第と通夜の意義とお戒名をご家族と弔問の皆様にお話しています 通夜は仏教的な意味で「現世の卒業式」です ご親族葬は弔問のお客様を考慮する必要がありません ご親族の皆様にゆっくり説明することができます これを法話という人もいます

通夜開始 五体を投地(平成30年11月3日記事)したあと通夜ではその式次第と通夜の意義とお戒名をご家族と弔問の皆様に説明しています 通夜は仏教的な意味で「現世の卒業式」です

火葬のあと、お骨とご遺族が寺においでになりますから、交通の便を考え、火葬は町屋葬祭場(車で20分)で行うことをお願いしています。葬儀や通夜の前に火葬することは問題ありません。地方によっては、葬儀前や通夜前に火葬をすることもあります。

ご遺族が経済的理由以外の理由で直葬を行う場合には、通夜と葬儀の意義(特に通夜)をご説明して、火葬前に通夜と葬儀を行うことをご遺族に「一応ごく簡単に」お願いしています。しかし、あくまでもご遺族の意志を尊重して無理強いは一切しません。

 


2018年12月25日

ご信徒様(お墓は福性寺にありませんが仏事は福性寺住職が執行)が胆のう炎の診断で、胆のう切除の手術を受けることになりました。手術中に肝臓にとても細かな、たくさんの癌の転移巣が見つかり、胆のうを切除することはできず、そのままお腹を閉じました。まもなく亡くなりました。ご本人は、なぜ病気がよくならないのか?なぜ死ななくてはならないのか?わからなかったと思います。心から同情します。

昭和52年1977年 私が病理解剖を始めたころ 以前は外科医でした マスクの執刀医が私 左の臨床医の依頼により解剖を行っています 私は元来が臨床医のためか解剖はつらい仕事でした 写真の左の臨床医の私の手許を視る姿勢から熱心に真実を観察したいという気持ちがわかりますね

昭和52年1977年 私(右)が病理解剖を始めた頃 以前は外科医でした  左の臨床医の依頼により解剖  私の手もとを視る臨床医の姿勢から熱心に真実を知りたいという気持ちがわかります 素晴らしい臨床医に指導され感謝しています 熱心な臨床医と清潔な解剖室を見て下さい

お子様から「原発不明癌」(どこに発生したか不明の癌・最初にできた癌の場所が不明)のために、主治医から病理解剖をしたいとの説明を受けて、どうするべきか私の携帯電話に連絡がありました。ご家族も、なぜ亡くなってしまったのかを含めて、不明なこと・納得できないことが多く不安とのことでした。このため、解剖をして真実を理解するべきではないかとアドバイスしました。解剖の結果は胆のう癌の多発性(=数多くできている)肝転移でした。病理解剖により、死因を含めて不明な点が明らかとなり、ご家族からは安心して葬儀ができたとお話頂きました。

ご遺族は、釈尊(お釈迦様・ブッダ)の説明した正見(釈尊のように見ること・知ること)を実践したことになりますか?正思惟(釈尊のように考えること・判断すること)を実践したことになりますか?


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